WordPress 2.1 にしたことだし、ひとつ自分でテーマを作ってみるか、と思ってはじめてみた。作るといってもゼロから作るわけではなくて既存のものを換骨奪胎して組み上げていくに過ぎないのだが、そうやって人のものを見るのが何より勉強になる。できたものを見るとやっぱり自分にはセンスがないなと痛感するがそれはそれとして、この作業を通していろいろ解ったことがあったので書いておこうと思う。
IEで検証
ふだん使っているのは Debian GNU/Linux 上の Firefox
[]である。検証に VMWare上の Windows XP の Internet Explorer を使う。IE7にバージョンアップし、別に
スタンドアロン版の IE6を用意してこちらでも一応チェックするようにした。
それにしても IEの挙動には驚かされる。これまでにかかった時間の3分の2は IEで見たとき変なことになってしまうことへの対処ではないだろうか。IEというか Windowsのフォントの「汚さ」にも驚く。手をかければどうにかなるのだろうが普段使うわけでもないのでデフォルトのままだし(それに多くのライトユーザはそのままだろうし)、逆に手をかけないとどうにもならないので十分に手をかけている Linuxシステムを比較するのは公平でないのは承知のうえで、世の大部分の人がこの汚さであちこちのページを見ているのだと思ったら暗い気持ちになってきた。
例えば私はふだん使いのFirefoxのデフォルトを明朝体にしている。印刷された本を見てもわかるように、長い文章を読ませようとする場合は明朝体のほうが読みやすい。しかし Windowsにフォントを追加しない状態で、明朝体でwebを見ようという気にはとてもならない。Linuxを使ってみて UIが明朝で表示されることや Windowsでも Firefoxで明朝がデフォルトになっていることに強い違和感を訴える声を見かけていたが、なるほどこういうことだったのか。それらの人は既に、明朝体とは醜いもの、と思い込んでいるに違いない。確かにデフォルトの Windowsではそうだろう。これは何か明朝体を使わせないようにする陰謀ではないかと思えるほどだ。疑問に思うのなら試しにアンチエイリアスのかかる明朝体フォントを入れてしばらく使ってみればよい。それにIEのデフォルトの「中」のフォントの大きさも問題だ。これらのせいでやたら小さなサイズのゴシック体に固定したブログサイトだらけになっている訳だ。
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そのつもりはなかったが、だんだんひどい悪口になってきた。テーマを作る話はまた今度。
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テーマを作る (2)…
language_attributes() はwp-config.phpの中で定義される WPLANGの値を「_」を「-」に置き換えて用いるようだ。WPLANGが ja_UTF の場合、出力は lang=”ja-UTF” となる。
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