検索で古い記事「gdm でのシャットダウンの禁止」にだどりつく方があるようなので、最近のやり方を書いておきます。
その記事にあるように、私にとってそもそもなぜこの設定をしたいのかというと、うっかりミスの防止です。ログイン後のメインメニューで、「ログアウト」と隣り合って「シャットダウン」の項目があり、単にログアウトするつもりがシャットダウンしてしまうことがあるのです。
最近の流儀では policykit で設定で行うようです。その方法はdebian-user メーリングリストにあるとおりです。要点を簡単に記すと、
- /usr/share/polkit-1/actions/org.freedesktop.consolekit.policy を書き換えるという回答もあるが、このファイルはそもそも設定ファイルではないし、バージョンアップによって書き換えられる(元に戻ってしまう)ので、よろしくない。
- /etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/ に適当な名前(ただし末尾を .pkla にする)のファイルを作り、その中に次のように書く。
[consolekit] Identity=unix-user:* Action=org.freedesktop.consolekit.system.* ResultAny=no ResultInactive=no ResultActive=no [upower] Identity=unix-user:* Action=org.freedesktop.upower.* ResultAny=no ResultInactive=no ResultActive=no
[…] 【2011年6月29日追記】 GNOME でのシャットダウンの禁止—最近の流儀 を書きました。gdm のマニュアルを見ると /etc/gdm/custom.conf という名前のようだが、Debian では古い名前 /etc/gdm/gdm.conf が使 […]
この記事のおかげで大変助かりました。
最近の centOS では upower.* のところが devicekit.power.* に変わっているみたいです。
[upower] の方を
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.devicekit.power.*
ResultAny=no
ResultInactive=no
ResultActive=no
とすると目的の動作をしてくれるようです。