IPv6 接続を確認する方法

LAN 側からインターネット側へ

「手元の端末からインターネットへ IPv6 で接続できているか」をチェックするサイトは、test-ipv6.comIPv6-test.com など、たくさんあります。こういうところをブラウザで閲覧すれば、サイト側で接続元の情報を表示するなどして教えてくれます。

ブラウザの拡張 IPvFoo を利用すると、任意のサイトに IPv4 か IPv6 のどちらで接続しているかを知ることができます。これを入れていろいろ見て回ったら、IPv6 に対応していないサイトは案外とまだ多いのだと思いました。

インターネット側から LAN 側へ

今どきは少ないのかもしれませんが、自宅サーバーを設置しようという場合など、逆向きの情報を知りたいときがあります。インターネット側からこのサーバーに IPv6 で到達できるか、を調べるにはどうすればいいでしょう。

IPv6 でインターネットに接続できている別の環境からアクセスできるか試せればいいのですが、にわかにはそれが用意できません。自分でスマートフォンを使って、Wi-Fi を切って電話回線経由でと思ったら、現時点ではほとんどの MVNO は IPv6 に未対応でした。

そこで、自動化されているサイトはないものかと探してみました。【以下、この記事の執筆時点 (2018年12月) の状況です。おそらく数年で大きく状況は変わると思います。】

一般に、ブラウザテストのサービス (たとえば browserling とか WebPagetest など[1]) を利用すれば、そのサイトに到達できてどのように閲覧されるかを知ることができます。しかし、ここで例に挙げたサービスでも「IPv6 で」かどうかはわかりません。現時点ではおそらく IPv4 経由と思われます。また、ポート番号が80か443以外でそれを指定しなければならない URL は受け付けなかったり、トップではないページを指定できなかったりします。

さんざん探し回った挙げ句に見つけたのが、まずは外部から IPv6 でポートスキャンをやってくれるところ。自宅サーバーのターミナルで w3m を動かして、この3番か4番でチェックします。これで少なくとも外から到達できているかどうかが確認できます。

もう一つが CA App Synthetic Monitor の Web サイト チェック。「IPv6 がサポートされるようになりました 」と謳っています。チェック対象サイトの IP アドレスが表示されるので、その形式で IPv4 か IPv6 のどちらで接続しているかわかります。スクリーンショットまではありませんが、「ダウンロードサイズ」からおそらくちゃんと到達できているだろうと推測できます。このサービスでは、ポート番号指定の URL やトップでないページでも大丈夫でした。

「サーバー」と言っても WWW だけではありません。しかし上の2つで IPv6 での接続が確認できたので、WWW 以外のサービスもおそらく無事に IPv6 で開放できていると考えることにしました。

  1. もうひとつの例、WAVE は単にスクリーンショットを取ってくれるのではなく、いろいろアドバイスしてくれるので何かと便利です。

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