Wiki 書式をやめて(簡略)HTML で書くようになったら、そのほうがむしろ書きたいように楽に書けることが判って、なんだという気がしている。
さてそうすると内容以外の、文章のスタイルについても気になってきた。それは何もここに書くときだけではない。自分のなかではこれまでの経験からある一定のルールというのが出来ているのだが、重要度 (自分にとっての) に応じてブレるものもある。
そこで文章のスタイルについてのガイドラインについて、検索してみた。Gnome.JP の Wiki を経由して、タイムリーにも出たばかりの What’s Translation@Sun の 日本語スタイルガイド を発見した。元々の Sun 内部の指針(【追記】リンク切れ)を再編されたものということだ。英語から日本語への翻訳を前提に書かれているが、はじめから日本語の文章を書く場合にもよく当てはまる。いったん通読したら普段は クイックリファレンスを見るだけでも随分役に立ちそうだ。何しろ個人や小さなコミュニティではこのような明文化の作業はしない (できない) ので、たいへんありがたい。
自分のなかのルールといくつかの点で違いはある。たとえば感嘆符・疑問符は使わない、としている点。横書きの、特にブログのような場面では既に日本語の一部として使用可能だと思う。さらに、もし使う場合 (メッセージでは使うとされている) には日本語と疑問符のあいだにスペースを入れるとしている点も疑問に思う。そのほか漢字とかなの使い分けのなかにもいくつか自分の基準と違うものがある。
しかしそれらを除いて大部分はたいへん有益な内容である。カタカナ語の末尾の長音は、自分のなかでも場面ごとにブレが大きく気になっていたので、100% 同意できるかどうかは別として、大いに参考になった。元々が技術文書、マニュアルを対象として作られているので、それ以外にそのまま適用できないかもしれないが、参照資料のひとつとして活用したい。
【追記】この記事を書いたときとリンク先が変更になっているので、修正しました。